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「どうする?再処理~めぐりめぐった放射能がわたしたちの身体に…」

2月1日「どうする?再処理~めぐりめぐった放射能がわたしたちの身体に…」
東大宮コミュニティセンター
 「六ヶ所村再処理工場は,今後40年稼動し,その後35年かけて撤去する予定。これらの総費用は11兆円。この11兆円は,すでに毎月の電気料金に組み込まれてしまっている」
 終盤,原子力資料情報室の澤井正子さんの言葉を聞いた参加者は,怒りなのか驚きなのか判然としないどよめきを起こした。
 集会は,2本の映画上映から始まった。まず始めに,ドイツ・ヴァッカースドルフ再処理工場の建設中止までに至る経緯を描いた映画「核分裂過程」が流され,その後,六ヶ所村の人々を中心に描いた「六ヶ所村通信Vol4」が上映された。時間の経過とともに,原発に関する知識や問題点,危険性を理解してきただけに,この澤井さんの発言には非常に納得させられた。
 続けて澤井さんは,「ドイツは,ヴァッカースドルフ再処理工場の建設中止を皮切りに,エネルギー政策を転換。『緑の党』が結成され,脱原子力法が制定される。これに対して日本は,全く計画性のないエネルギー政策を展開している。六ヶ所村では放射能漏れなどのトラブルを繰り返し,1月30日に16回目の試運転延期を発表した。最終処分場の決定も目処が立たず,地方に対して,補助金という『危険手当』を支払う形で誘致を進めている」と日本のエネルギー政策を批判。
 さらに,「1月30日,日本原燃はホームページ上で,六ヶ所村再処理工場における『高レベル廃液の滴下』を発表した。これは高レベル廃液がタンクから150リットル漏れたという大事故。『滴下』では決して済まされない。しかもこの事故は1月21日に発生したもの。発表が遅い上に問題を軽視しすぎている」と日本原燃の実態について言及した。
 「六ヶ所村ラプソディー」映画監督・鎌仲ひとみさんは,「『日本は資源がないから原子力発電』と言う専門家は多い。しかしこれは間違い。実は原子力発電が行われてからも,石油の消費量は増え続けている。原子力発電所は,定期点検や地震による稼動停止を想定しており,それに対応した火力発電所を置く必要がある。つまり,原子力発電の推進が,エネルギー問題の解決にはつながらないのである。原子力推進の理由は,金儲け以外何物でもない。原子力に頼らないエネルギー政策にするため,市民が連携して運動を展開していこう」と話した。
 「原子力は多少危険だが,資源の少ない日本にとって必要」という,これまでの認識が,話を聞くうちにみるみる覆された。今回聞いた話は,新聞などの報道ではあまり伝えられていない。関東圏内の電力供給は新潟と福島で行われているため,ここ埼玉には原発はないが,決して他人事で済まさずに,このエネルギー問題を考えていきたい。

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