2014/06/03
「さいたまクリテリウム」市長専決処分への住民監査請求提出の報道各種
昨日の「さいたまクリテリウム」市長専決処分への住民監査請求を出した件のニュースは、昨日の「テレ玉」を除くと、朝日・読売・毎日・東京の各紙の県版と埼玉新聞に掲載されました。web版には東京新聞と埼玉新聞には紙面と同じそのまま、毎日は本紙は良い記事でしたがwebには一部だけ、産経新聞は自転車新聞「サイクリスト」に引用の形で出ていました。日経では見つけられませんでした。本日6月3日、1人分追加提出してきました。
以下web版を貼り付けます。
【東京新聞・埼玉版】
専決違法と監査請求 自転車レース追加補助金 さいたま市民ら
2014年6月3日
さいたま市で昨年開催された自転車レース「さいたまクリテリウムbyツールドフランス」の赤字補てんのために、清水勇人市長が追加補助金一億五千二百万円を専決処分で執行したのは違法だとして、さいたま市緑区の会社員川村準さん(26)ら四人が二日、市長に全額を返還させるよう求める住民監査請求をした。
川村さんらは専決処分は通例、災害など緊急の場合に用いられると主張。今回の追加補助金の執行は、地方自治法の定める専決処分の要件を満たしていないとしている。
市長は昨年十二月の定例市議会に追加補助金の補正予算案を提出したが、市議会が審議未了のまま廃案としたため、専決処分で執行した。市議会は今年二月、この専決処分を賛成多数で承認した。 (岡本太)
【埼玉新聞】
さいたまクリテリウム「補助金返還を」 市民が住民訴訟も念頭
昨年秋開催された国際自転車競技大会「さいたまクリテリウムbyツールドフランス」で、さいたま市の清水勇人市長が大会予算の赤字補てんとして、補助金1億5200万円を支出する専決処分をしたのは地方自治法に違反するなどとして、市民有志4人が2日、補助金の全額を市へ返還するよう市長に勧告することを求める住民監査請求を行った。
市民の有志が監査事務局に提出した請求書によると、専決処分は震災など不測の事態に対応するために行われるのが通例で、今回の補助金支出は地方自治法で定めた要件を満たしていないと指摘。清水市長は「さいたまクリテリウム実行委員会」の会長にもなっており、補助金を支出する市と受け取る側の実行委で代表を兼ねることは、双方の代理となるのを禁じた民法にも抵触すると訴えている。
市役所で会見した市民有志の代表で緑区の会社員川村準さん(26)は「市長は市民感覚を無視して、血税を安易に使ってしまった。住民訴訟を起こすことも念頭に置いている」と述べた。
さいたまクリテリウムは、当初見込みの約3億5千万円から総事業費が約5億5500万円に増加した。当初予算で支出した1億5千万円に加え、市は昨年12月定例議会で補助金1億5200万円を追加支出する補正予算案を提出。審議未了で廃案となったため、清水市長は今年1月に専決処分を行い支出した。
【毎日新聞・埼玉版】
住民監査請求:市長の専決支出は「違法」??さいたま市民
清水勇人・さいたま市長が昨年の自転車世界大会「さいたまクリテリウム」事業に追加補助金1億5200万円を専決処分で支出したのは違法として、同市の男性会社員ら4人が2日、返還を求めて住民監査請求した。
地方自治法は「議会において議決すべき事件を議決しない時」などに首長の専決処分を認める。請求は、今回は要件を満たさず「違法性が含まれている」と指摘している。
清水市長は昨年12月の市議会定例会で補正予算案が廃案になったため、今年1月に専決処分で支出を決めた。
【夫彰子】
2014年06月03日 00時00分
【自転車新聞Cyclist(サイクリスト) 】
「さいたまクリテリウム」赤字問題で住民監査請求 1億5200万円の返還求める
2014/06/03 11:19
さいたま市で昨年開催された国際自転車レース「さいたまクリテリウム by ツールドフランス」で約2億円の赤字が出た問題で、同市の住民4人が2日、清水勇人市長が追加補助金として専決処分で執行した1億5200万円を返還するよう求める住民監査請求を市監査委員に行った。専決処分は本来議会の議決を経なければならない事柄について、首長の決定で処理するもの。
請求によると、今回の処分は、専決処分の要件を満たしていない▽補助金を受ける側の実行委員会の長と、出す側の市の代表がどちらも清水市長なのは不適切―などとしている。監査請求人の代表を務める男性会社員(26)は「血税を1億円使っても構わないという、市民常識からかけ離れた感覚」と指摘している。
(産経新聞・埼玉版より)
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