2014/07/09
7・24水島朝穂さん講演会
7・24水島朝穂さん講演会のご案内
「九条の会・さいたま」は、2004年に呼びかけられた直後、当時、埼玉新聞の記者で組合の役員だったAさんと話し合い、埼玉大学の憲法学者である三輪隆さんに相談して市内の著名な方をいろいろなバランスを考慮の上、呼びかけ人を引き受けていただくために奔走し、その結果、肥田舜太郎さん(医師)、太田堯さん(教育学者)、矢澤澄子さん(社会学者)、野村路子さん(エッセイスト)、大野勢太郎さん(パーソナリティ)、魚住昭さん(ノンフィクション作家)、中山福二さん(埼玉弁護士会元会長)、山本おさむさん(漫画家)、高橋哲哉さん(哲学者)の9人に引き受けていただき、事務局長を三輪隆さんが引き受け、翌年1月に立上げることができました。
その当時、90年代の後半から日米ガイドラインの改正―日米安保の再定義の流れと2001年の9・11事件以後の状況が相まって、それは主に米国からの圧力と要請の中で、日本国憲法のとりわけ第9条の骨抜きと改正危機の大波がたっているときで、それに対して日本の代表的知識人たち9人による「九条の会アピール」により、改憲阻止の一点で国民が共同していくことを提起されたのでした。
そのアピールを受けて、私たちのように自主的に各地で奮い立ち、全国津々浦々まで「九条の会」が設立され、改憲の大波に対して改憲阻止の大波がつくり出されることになり、第一次安倍内閣の登場で迎えた改憲危機で教育基本法改悪、防衛庁の省への昇格、改憲手続き法などの成立で際どく押し込まれはしたものの、2007年の参院選で自民を撃破―第一次安倍内閣の崩壊となり、さしもの改憲攻勢も一時頓挫させたのでした。
その流れは2009年9月の「国民の生活が第一」を掲げた政権交代につながりながらも、鳩山・小沢体制に対する米政官業報の報復的なサボタージュ、菅―野田のそれらへの擦り寄りと裏切りは国民からの総反発をくらい、自公政権の復活―第二次安倍内閣が成立してしまい、さらなる憲法危機を招来することになりました。
安倍内閣による昨年末の特定秘密保護法の強行に続き、7月1日の集団的自衛権行使容認の閣議決定の強行により、これまでにない決定的な憲法危機状況となっていますが、安倍内閣の路線内容とその手法に対して、各界各層の広範な人々の憤激と行動を呼び起こしています。
その動きのさいたま市的な表現が、「集団的自衛権行使容認に反対する7・21オールさいたま市民集会」の試みであり、実行委員会です。「九条の会・さいたま」も小さいながらも、この情勢に対応して精一杯の独自の闘いを企画しつつ、手をつなぎ合流していくつもりです。
7.21北浦和公園の市民集会とパレードともども、7・24水島朝穂さん講演会への参加をお願いします。
7・24水島朝穂さん講演会
「集団的自衛権と立憲主義の危機
―憲法を無視する安倍内閣の暴走を阻止しよう」
日 時:7月24日(木) 開場18時~開演18時30分~
会 場:さいたま共済会館5階
参加費:500円
主 催:九条の会・さいたま TEL048-834-1298 FAX048-833-6861
事務局メール 9jyou.saitama@gmail.com
