2009/12/27
市民じゃ~なる117号を、本日(12月27日)発送いたしました。
紙面の都合上、個々の編集だよりが載せられなかったので、こちらに掲載します。
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「もっと」をモットーに
今年も残すところあとわずかとなりました。読者の方から年末のカンパや励ましの言葉をたくさんいただき、とても心温まる思いです。私が編集長に就任した頃は何も分からず不安ばかりの道のりでしたが、今振り返ると決して無駄ではなかったという確信に近い思いがあります。
色々分かってくると欲が出てくるもので、「もっと面白い市民運動を」「もっと質の良い情報を」と、今の生活では出来もしないことを構想したりするわけです。実現可能性はとりあえず置いといて、とにかく来年は「もっと」をモットーに、飽くなき挑戦を続けていきたいと思います。読者の皆さんにとっても実り多い年になりますように。(協)
人を食った話
癌という病は、生命活動の循環に異常が生じた状態だと思う。目に見える癌細胞だけを切除しても、再発があるのは、そのためだ。
どれだけ患者が亡くなろうとも抗癌剤を使うことが前提の癌治療を思うと、資源も金も乏しい日本という国が、人を食いつぶして生きながらえているとしか思えなくなった。
自殺者が11年連続で年間三万人を越えているなんて、まるで戦争をやっている国。どう考えても人口は減るはずだ。最早日本という国こそが、癌を生み出すサイクルなのでは。くしくも今年、政権交代があったが、政治主導ということだけで、このサイクルを修正できるだろうか。これからは、地域での活動こそが政権への大きな働きかけとなるのであれば、本紙の位置づけも少しは変わってきそうだ。(正)