2009/03/20
それぞれが担う「市民じゃ~なる」
昨日(19日)の午前2時、「市民じゃ~なる」108号の発送が終りました。107号発行から1ヵ月と1週間くらいでしょうか。ようやく「市民じゃ~なる」も毎月発行へと戻れそうです。今回も、印刷、発送のところで手惑いました。編集・組版が終ってヤマは越えた、と一安心したところで、思わぬ事態になってしまうのです。
事務所の簡易印刷機で印刷を始めると、印刷機の調子が悪く、とても印刷できる状況ではありません。結局、印刷業者に頼んで、なんとか今日中に印刷・折りまでお願いしようと決めたのは午前4時でした。
午前9時に、印刷業者に連絡して、印刷・折りを夕方まで仕上げてもらえるように頼むと、なんとか承諾してもらえました。ホッと一息ついたのもつかの間、「市民じゃ~なる」のデータがPDFファイルに変換できないことがわかって、結局、業者での印刷はあきらめるしかありませんでした。
その日の夕方、公民館へ行って、印刷をすることにしました。しかし、公民館の簡易印刷機もあまり調子が良くなく、A3の「市民じゃ~なる」を刷ると、端が薄くなってしまいます。印刷の出来具合は悪いけれど、もうそんなことも言ってられません。印刷が上がれば御の字。とりあえず印刷を終えました。
次の日の朝から、業者に折りだけは頼み、夕方からは、二つ折りになっているそれぞれのページをスタッフが差し込み、16頁の「市民じゃ~なる」がようやく出来上がりました。次は、封筒に入れる発送作業です。
私はその時は、ある市民運動の会議に出席していました。会議を終えて、発送を手伝わなければと急いで戻った時は、皆で封をしており、ほぼ、終った状態でした。しかし、そこで気がついたのは「振込用紙」が入っていないということです。「振込用紙」が入っていなければ、購読料もカンパも入金してもらえません。今回の送料を間に合わせることもできない状況になってしまいます。作業をしていた発行人が怒って「本紙だけ入れればいいと言ってたじゃないか」と言うので、私は「そんなことは言ってませんよ」と少し口論になりました。発行人も私もこの3日間、ほとんど寝ていない状況だったのでお互い朦朧として、何がなんだかよくわからない状態になっていました。
気を取り直して、「書籍小包」のように封筒の端に切り目を入れ、そこから振込用紙を入れることにして、再び作業開始。終った時は「午前零時」をとっくに過ぎていました。封筒を車に積んで、さいたま新都心郵便局に持って行ったのは午前2時。こうして発送作業まで、ようやく終了しました。
今号の「市民じゃ~なる」に目を通して、「市民じゃ~なる」らしい紙面になってきているな、と思います。まだ取り上げなければならないテーマはあるものの、現在動いている活動、これから行われる集会、この一ヶ月間に行われた集会や会合の報告等、私たちの周辺の事柄ではありますが、マスメディアでは取り上げられない市民運動や地方自治の動きが少しは伝わるのではないかと思います。
しかし、(私を含め)文章力、起きている事象に対する評価・判断力等、まだまだですので、これからの課題です。
先月から、一番若い石川さんが編集長になりました。彼女も必死になって取り組んでいます。このことは色々な面で影響があり、これまで「お手伝い」として「市民じゃ~なる」に関わっていた若いスタッフも、自ら「じゃ~なる」を担う者としての意識を持つようになってきています。
私たち旧スタッフにとっても、これまで、メインの記事を書くことから、編集から、段取り等、自分たちだけで担わなければならないという重圧から大分、解放されました。それぞれがそれぞれの立場から対等に議論し、紙面を作っていける体制に向けて大きく前進したのです。このようなスタッフ体制へ向かう形で動き出せれば、毎月発行は可能だと思います。
編集会議では、編集についてだけではなく、それぞれの活動について、あるいは時事的な問題についても、話し合いながら進めています。この「コミュニケーション」が少しづつですが、自らを高め、そして、「市民じゃ~なる」の質をも高めていくことに繋がっていくことになるはずです。(コダ)