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「アフガン日本人殺害」緊急集会

 「アフガン日本人殺害」緊急集会が、9月4日、水道橋の明治大学で行われ、参加してきた。教室いっぱいに人が集まり、開始時間ぎりぎりに到着した自分は、後ろの席に何とか詰めて座らせてもらった。始めに、映画監督の広河隆一さんらが撮影したアフガニスタンの写真がスライドされた。アフガニスタンを占領しているアメリカ軍が、所狭しと街中で戦車を走らす場面や、空爆を受けた民家、それに伴って被害を受けた民間人などが次々と紹介された。その後、殺害された伊藤和也さんらペシャワール会が作った学校や用水路の写真がスライドで流された。
 その後の発言では、アジアプレスのジャーナリスト白川徹さんは、「アフガニスタンのアメリカ軍は、治安の安定化と称して、アフガン住民の1人1人に対して眼の網膜を撮影するなど、強引な住民データの収集に躍起になっている。その反面、最近では薬や食料などを住民に配布し、現地NGOの活動領域に入り込んでいる。そのため、アフガニスタンの人々は、NGOの活動とアメリカ軍の活動を重なって認識し、アメリカ軍に対してだけでなく、NGOの活動に対しても不信感、ストレスを募らせていくようになった。そのことが事件の遠因ではないか」と言及した。JVC(日本国際ボランティアセンター)アフガニスタン事業担当の長谷部貴俊さんは、「アフガニスタンは乳幼児死亡率や妊産婦死亡率が極めて高い。今こそ本当の人道支援が必要。今回の事件を受けてアフガンの治安が悪化していると決めつけ、NGO活動の限界、撤退を唱えていくのはまだ早い。アフガニスタンの治安を安定させるため、人々を救うため、アメリカや日本政府、マスコミなどは現在の状況をよく知り、暴力によらない解決の道筋を模索していくべきだ」と話した。
 アメリカ軍がアフガニスタンに駐留することにより、現地の人々はそれに反抗し、さらにそれをアメリカ軍が武力で押さえつける…。 アメリカ軍の存在が暴力の連鎖を引き起こしているということを改めて強く感じた。そして日本政府は、そのアメリカに給油というやり方で支援、加担している。この構図を変えなくてはならない。初めの写真のスライドで、NGOの人々とアフガニスタンの人々が微笑みながら協力し合って田畑を耕している姿が、非常に印象的であった。アフガニスタンが今何を求め、何を必要としているのか。そして日本は何をなすべきなのか。アメリカの戦争の支援をやめ、平和の道筋を辿るために力を尽くし、アフガニスタンの人々の笑顔が見られる未来を作らなくてはならない。

吉田一郎ハンスト決行中

さいたま市議会前にて 左は応援に駆けつけた元大宮市議会議員の栗原公喬さん

さいたま市議会議員の吉田一郎氏は、現在市議会から出席停止7日間という懲罰を受けている。この処分に抗議して吉田氏は現在さいたま市役所前で抗議のハンガーストライキをおこなっている。
現在のさいたま市議会は、無所属議員の本会議での発言権はないという、議会民主主義を大きく後退させた制度となっている。

吉田一郎議員は、議員本人による請願によって発言権を確保するという、苦肉の策をとってきたが、その請願は内容本文をそのままタイトルにするという、奇抜なアイデアだった。長文となった請願のタイトルを読み上げることと、議事録に残ることで、かろうじて発言を確保するという苦肉の策をとっていた。

会派に所属するしないかは、市議会議員の個人の自由であり、発言の機会が制限されるということは、その議員に投票した市民の意思を無視したことになる。
今議会で、吉田議員は議場を占拠したとされているが、吉田議員は自分の提出した請願の取り下げの動議をして発言したまでで、議会におけるルールは遵守している。むしろ不当に下壇させられる理由を問いただしているのに、答えられない議長および議会事務局には議会運営上重大な瑕疵をおかしている。

吉田議員の懲罰動議には、自民党、民主党、公明党から共産党まで賛成している。議会は、言論をたたかわす場であるはず、その議員が言論の機会を奪う行為をしているようでは、自分の首を絞めているようなものではないか。
市民の意思を生かす議会にするために、ハンストをしている吉田議員に熱いエールを。(正)

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