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月イチ発行を目指して―若いスタッフに期待

発送を終え、すでに読者の方々のところに届いた(はずの)市民じゃ~なる106号。
感想も少しずつ寄せられてきています。


Oさんから電話がありました。「『イラク開戦5年目』を書いたのは、ずいぶん若い子だね、こんな若い子がこんなしっかりしたことを書くんだ。」と驚いていました。写真を入れたからよりインパクトがあったのでしょうか。「彼女は『市民じゃ~なる』のスタッフですよ」と教えてあげました。

Kさんの家におじゃましたとき、「『沖縄報告』の記事は本当にいいよ。」と言ってKさんはファイルを見せてくれました。そこには「市民じゃ~なる」に載せた「沖縄報告」の記事のコピーがあり、「僕は気に入った新聞記事をこうやってファイルしておくんだ」と言っていました。元新聞記者のKさんが市民じゃ~なるの記事をこんな風に大切にしてくれて、うれしく思いました。

「九条の会・さいたま」の街頭活動で浦和駅前に集まったメンバーからは、「JRにも今回の『市民じゃ~なる』を寄贈した方がいいんじゃない」と言われました。今回の1、2面は「浦和駅前でのJRによる演説・ビラ撒きの活動妨害」について載せ、駅前での活動の正当性について論じています。


たまたま聞くことが出来た感想等は、「好評」のようでしたが、編集部としては、3月、せめて4月に発行できていたら、という思いでいっぱいです。やっぱり記事は新鮮じゃないと……。影響力も遅れた分だけ、小さくなってしまいます。月イチ発行ができるようになりたい。

「編集だより」にも書きましたが、前号発行後、スタッフが2名増えました。27歳と30歳の男性です。だから、今の中心スタッフは、20代2名、30代2名、40代2名、50代1名の計7名。(女性が「イラク」の記事を書いた「きょん」ちゃんと私だけというところが、バランス悪いですけど)

新しい若いスタッフが活躍して、市民じゃ~なるが毎月発行できるようになるといいな、と思っています。そのためにも、一緒に活動しながら、話し合いながら、「市民じゃ~なる」の意義を考え、お互いに高めていけるように、進めていきたいと思います。

明日の編集会議では、それぞれの記事の批評をする予定。私も「たたき台」や「うめくさ」も含め5ページ分くらいは記事を書いているけれど、あんまり納得できるようなモノではないですね。自分にも他人にも厳しく批評しなければ、と思います(キツイけど)。


市民じゃ~なる106号 目次

市民じゃ~なる106号、本日(19日)の発送です。

15日に印刷は終わっていたのですが、平日にはスタッフもなかなか集まれない上、折機が故障し、作業に手間がかかって、結局、昨日(18日)の編集会議を作業にあて、ようやく発送まで漕ぎ着けました。

--- 106号目次 ---

1面 ・立川ビラ事件は他人事ではない
    演説・署名・ビラ撒き「管理権」盾に活動妨害
     JR浦和駅前の思想信条・表現の自由を守ろう!

   ・困民党

2面 ・浦和駅との「合意」あったはず
    JR側は態度変更の説明必要
    「鉄道営業法第35条」だけでは説明にならない

3面 ・埼玉県議会2月定例会
    県民の傍聴も一切させない「議会あり方研究会」
    政務調査費公開は程遠い
    沖縄県議会の議長からの要請に応え
    「在沖米海兵隊員による少女暴行事件に関する意見書」採択
    「沖縄教科書検定の請願」が不採択

    ・朝霞市臨時議会 住民投票を求める直接請求否決

    ・大宮指扇 ヒ素入り残土問題うやむやか

4面 ・埼玉師範塾特別講師 長田百合子氏の講演会
    教育と自治埼玉ネットワーク 公開質問状により
    4市朝霞・志木・和光・新座 教育委員会が後援取消し

    ・「9条世界会議」に行ってきました

5面 ・3月20日(春分の日)“ネブロス”
    遥かなるクルディスタンしのび
    雨の中、今年も開催しました

    ・3・23沖縄に連帯する埼玉緊急行動
    「少女への暴行を許さない」
    「米軍は沖縄から出て行け」

6面~7面
    ・沖縄報告 その1
    北風(にしふぇ)に抗して起つ沖縄の人々
    ・宙づりの請願が一転 「全会一致の意見書」か?

8面 荒吐
    ・裁判員制度凍結と鳩山法相の罷免を!
    ・当事者と第三者

9面 論潮
    ・イラク「開戦」5年目に寄せて
    気がつけば「戦時体制」
    米国のイラク侵略に加担続ける日本

10面 ・「恒久法」って何だろう「Q&A」
     派兵先で米軍と自衛隊が一体化して武器使用する
     憲法九条の条文と解釈を変えずに突破する法律

11面 ・「春日井9条の会」のお話から
    「在日コリアン医師と9条」
    連載第2回 解放前の在日コリアンの生きざま

12~13面 ・画家フリーダ・カーロの生まれ育った場所
       生きた時代の「メキシコ」

14面 ・受難の近代美術 連載第3回 表現の場を求めて

15面 ・編集だより

16面 ・掲示板
    ・編集部来信
    ・午前零時




なぜ急に視察旅行?

去る三月、さいたま市議会の自民党、公明、民主に共産党の会派まで揃って視察に行った。
行き先は、九州と沖縄となっている。いくつかの会派のホームページにかんたんな報告が上がっているが、沖縄では戦跡をまわったようだ。このこと自体は、とても有意義なことだと思う。
しかしこの沖縄への視察は、文科省の教科書検定の撤回の意見書の提出を求めた請願に依るものだと、まことしやかに聞く。そしてこの急な視察の費用は議員一人あたり月額34万円も市長から支給される政務調査費からの支出らしい。
僕たちもかかわったこの請願は、半年以上、継続審査とされ請願人には、いまだに連絡のひとつもないので、どんな一体どんな議論をしているのかまったくわからない有様だ。不誠実きわまりない。
こちらも意地悪な味方をすれば、年度末ということで、政務調査費の使い切りのために請願が利用されたのかとも受け取れる。
教科書問題のために沖縄に行ったのであれば、軽率で失礼な話ではないか。県議会や41市町村議会の国への意見書や、11万人集まった県民大会。この事実の他に何が足りないのだろうか。歴史を検証するというのであれば、視察すること自体が沖縄の声に疑義を差し挟む行為だ。
僕たちの請願は、これだけ大騒ぎになった検定を経た教科書が、子どもの手に渡ること問題にしている。地域の教育そのものを自治体が守るのは、当然だということだ。
視察後の教育市民委員会では請願の処理や、視察の成果を報告しているという。
ガソリンの値上げや、後期高齢者医療制度で市民の生活は逼迫している中、市民のお金を使って行った九州・沖縄の視察の成果が、市政にどう活かされるのか。議事録ができ次第読んでみたい。(正)

プロフィール

市民じゃ~なる編集部

Author:市民じゃ~なる編集部
「平和・人権・自治と共生をめざす草の根ジャーナリズム」。地域の草の根として発信するミニコミメディアの編集部のblogです。
メール:osanai@jca.apc.org
TEL 048-834-1232
FAX 048-833-6861
郵便振込:00150-2-144707
(名義:市民じゃ~なる)
〒330-0061
さいたま市浦和区常盤3-18-20-803

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