2007/09/29
佳作になりました
週刊金曜日ルポルタージュ大賞に応募した作品、「『夜遊び』議員の辞職を求めた長い道のり」が佳作になりました。9月28日号で発表されました。
佳作に選ばれたと電話があったのは、9月25日でした。
確かに、この作品は「『買春疑惑』議員の辞職を求める署名実行委員会」の活動を書き残しておかなければ、という思いで書いたものですが、やっぱり応募したからには、どうなるのか気になるものですね。連絡があったときは、うれしいというよりは、むしろ、ホッとしました。
作品は、埼玉県議の海外視察中の「買春」と思われる夜遊び行為が日本テレビで2003年12月に放映され、そのことに抗議してきた3年3ヶ月の活動の経過をまとめたものです。
テレビ放映直後はものすごい反応でしたが、請願署名で抗議をしても「買春疑惑」議員が辞職をせず居座ると、時間が経つに従い、盛り上がりはなくなり、活動が下火になってきました。すると、「禊は済んだ」とばかり、「買春疑惑」議員が議会の中で、議長を含む要職に就くようになったのです。そのことにかなりの抗議をしても、次の年も再び「買春疑惑」議員が議長になるというありさまでした。
しかし、「買春疑惑」議員6名のうち、4名は4月の選挙で落選しました。議員らは地元の有力者で、誰一人として落選するような候補ではなかったのですが、その彼等が落選したのは、これまでなんとか続けてきた活動と、選挙前、議員たちの選挙区で、地元の人達の協力により数万枚ものチラシを撒き、有権者に知らせることのできた結果でした。
……大まかには以上のような内容です。
活動そのものは、苦しい中、継続し、最終的には県民の力を認めさせた、という自信がありますが、ルポルタージュ大賞に応募するには、書き方が「ルポ」というには、かなり主観的な文章になってしまい、どうかな、と思っていました。
今回の受賞は、きっと、活動そのものを評価してくれてのものではないか、と思います。ですから、これは私ひとりの力ではなく、一緒に活動した仲間たちのおかげです。