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上原ひろ子さんを一日応援

 7月26日、前国立市長の上原ひろ子さんの選挙のお手伝いに行ってきました。上原さんは、今回は社民党から比例代表候補として立候補しています。

 朝8時、浦和駅西口集合。10時に上原さんと合流。所沢、川越、大宮、川口を回り、浦和駅で20時に解散しました。一日中蒸し暑く、12時間の活動は、結構、疲れました。(でも、候補者は17日間の選挙戦、相当疲れるんじゃないかしら)

 昼食時、たまたま上原さんの隣に座れ、お話することができました。上原さんが市議だった時の景観条例のお話。住民からは議員提出の議案にしてほしいとの要求があったそうです。議員提出でも出来たそうなのですが、当時の議会の情勢等考えるとそれではロクなものにならないとわかっていた上原さん。住民に直接請求にするように進めたそうです。(結果、法定数の11倍という、すごい数の署名が集まったそうです)
 私はその話を聞いて、議員から直接請求を住民にアドバイスするなんてと、驚き、
「なるほど、それはすごいですね」
と言うと、
「私ってね、結構、策士なのよ」と、上原さんは笑いながら言っていました。
 とっても、気さくな方です。

 一日、選挙をお手伝いしましたが、全国区だと、反応がいいのか、悪いのかわからない感じです。
 ただ、浦和、大宮、川口駅よりも、所沢や川越駅の方がチラシの受け取りはよかったです。

 川越駅で上原さんがマイクで話しながら、商店街をパレードした時のこと。上原さんが憲法9条と戦争について話している時、部活帰りの中学生の集団(10人くらい?)の男の子が
「戦争いーじゃない」、「戦争しよーよ」
などと言ったものだから、隣にいた私は
「何言っているのよ、戦争になったら、あなたたちがまず戦場に行く事になるんだからね」
と言うと
「いーもん、オレら、戦うから」
などと、言うので
「あなたたちが行くときは、戦うんじゃなくて、捨て駒にされるんだからね、アメリカの!」
なんて話をしていると、だんだん中学生たちも静かになって、
「本当に戦争になるの?」
と、本音を言ってきました。
 中学生たちも私たちと同じ駅へ向かっていたので、そのままパレードに参加してくれて一緒に話をしながら歩いて行きました。結構楽しかった。
駅に着いたところで、お互い手を振って別れました。

 こうやって、知らない中高生と話すと、昨年の「9条の会・さいたま」での浦和駅頭での署名活動を思い出します。あの時もよく、中高生と話をして署名をしてもらったっけ。

……何はともあれ、今日は29日、投開票日。私もこれから投票に行きますが、上原さん、何とか当選してほしい。(コダ)

無謀な比較

安倍首相とアドルフ・ヒトラーの顔を画像処理で、合体させてみようと考えた。
しかし『ナチスの発明』という本を読んで、この二人は基本的に違うという認識をあらためて持った。
ヒトラーがドイツ国民から支持された理由は、カリスマ性を持って大衆心理を操作したわけでもなく、武力で脅したからでもない。失業問題を解決し、福祉は充実していし、環境、医療、労働環境、女性の社会進出、都市計画と、当時のどの国と比べても先駆の政策を採っていた。一方で、ユダヤ人と障がい者を徹底的に排斥し、抹殺しようとした。
さて阿部晋三という人には、人物だけ見ると、ヒトラーに比べれば実に安全だ。何か実績らしきものがあるかのか、秀でた能力があるのかといえば、思い浮かぶことは無い。
しかし、こんな人が総理大臣をやっていること自体、日本人にとって、この上なく危険なことだ。(正)

選挙、選挙、選挙

「年俸500万円だとしたら、弥生時代からプレーしないと達成できない数字」
シアトルマリナーズと5年総額約110億円で契約更改で、イチロー選手が語った。
イチローが高く評価されることは、ファンとしてとてもうれしい。
さて今日本では、働く人の5人に一人が、年収200万円以下だという。5年で1000万だとして、イチロー選手と同額を稼ぎだすには1100年かかる。またイチロー選手は、年収200万円の人、1100人分の働きをしているということになる。イチローは実力勝負の世界で、活躍するスーパースターだ。
一方年収200万円以下の人は、複数年契約どころか、明日の職場もままならない人もいる。そこから抜け出すことを「再チャレンジ」といわれている。「再チャレンジ」しなければならない原因を作ったのは誰か。
年収200万円以下を自己責任だと思ったりしては、社会は変わらない。選挙に行こうではないか。(正)

『東京平和映画祭』の報告

7月7日の七夕、みなさんは何をお願いしましたか?
この日私は、代々木の青少年オリンピックセンターで開かれた『東京平和映画祭』にスタッフとして参加してきました。このイベントは今年で4回目。2001年の911事件をきっかけに、反戦平和の願いを多くの人と共有したいという思いから生まれた映画祭です。

午前10時から午後9時までの十一時間、スタッフが総力を挙げて選び抜いた作品を流します。今年は以下の8本を選考・上映しました。

『食の未来』 ◆ 10:05~11:42
~遺伝子組み換えで広がる緑の砂漠~
(デボラ・クーンズ・ガルシア 監督作品 2004年/90分)
http://syoku-no-mirai.net/index.html

『Salud! (サルー)・ハバナ』 ◆ 11:57~12:37
(井坂泰成 監督作品 2006年/33分)
http://www.isacci.com/

『戦争をしない国 日本』 ◆ 13:30~15:07
(片桐直樹 監督作品 2006年/90分)
http://www.filmkenpo.net/index.html

『軍需工場は、今』 ◆ 15:22~16:10
(制作:日本電波ニュース社 2005年/41分)
http://www.ndn-news.co.jp/shop/05.4.5-1.htm

『911スペシャル』 ◆ 16:10~17:10
(きくちゆみによる解説と映像 60分)
http://www.wa3w.com/911/

『エンド・オブ・サバービア』 ◆ 17:25~19:15
(グレゴリー・グリーン監督 2004年/80分)
http://www.endofsuburbia.com/
※田中優氏による解説があります!

『懐かしい未来』~ラダックから学ぶこと~ ◆ 19:30~20:57
『地域から始まる未来』~グローバル経済を超えて~
★ヘレナ・ノーバーグ・ホッジさん来日決定!
(岸本喜久男 監督<日本語版> 2003年/80分)
http://www.afutures.net/


私は休憩の合間に、『Salud! (サルー)・ハバナ』と『懐かしい未来』~ラダックから学ぶこと~、『地域から始まる未来』~グローバル経済を超えて~を見ることができました。簡単に感想を書きます。

『Salud! (サルー)・ハバナ』はキューバの都市農業について、日本の若者2人が取材に行った様子がメインになっています。ソ連崩壊でエネルギー支援が断ち切られた絶望的な状態から、ミミズを使った都市農業と、エネルギーに頼らない社会の構築を目指した国を挙げての取り組みによって、見事に立ち直ったキューバの様子が描かれていました。

これを見たら、日本の農業がいかに石油に頼っているかが分かります。そうした石油などの天然資源もなくなりつつあることを考えると、そろそろ日本でも自給自足の生活を推進した方がいいような気がします。それこそ環境保全にもつながりますし、野菜を運ぶ余計なエネルギーも必要ありません。持続可能な社会の実現をキューバから学ぶことができました。


『懐かしい未来』~ラダックから学ぶこと~と『地域から始まる未来』~グローバル経済を超えて~では、インドのラダックとよばれる地域が急速なグローバリゼーションによって、それまでの伝統的な営みや独自の文化を捨て、そこに住む人々のつながりやアイデンティティが失われつつあるということを紹介していました。

これは世界全体で起こっている問題で、グローバリゼーションの進展によってそれぞれの民族固有の伝統や文化が失われ、ひいては人と人とのつながりや助け合いの精神をも失われていきます。ラダックは急激にこうした均一化の波にさらされたためにその因果関係がはっきりしています。日本はすでに経験していますが、それが長い時間をかけて浸透してきたものだけに因果関係を見出すのが難しいのです。文化にはどれが劣っていてどれが優れているなんて基準はありません。文化の多様性こそ地球を潤すのです。成長を目指すことで失われてきた古きよきものをもう一度見直す機会になりました。

私の七夕の願いは、「世界中の市民が平和を築きますように」です。平和は口で言うだけでなく、行動に起こしてこそ手に入るものだと思います。この願いに沿って、私も自分ができる平和の作り方を模索していきたいです。

『東京平和映画祭』:http://www.peacefilm.net/
来年も開催します。ぜひお越しください(^^)ノ

(きょん)

歴史評価の大転換

久間発言は間違っていない。辞任の必要はない。

久間的意見の、原爆投下で戦争は終結した、という立場は、少なくとも、私が日本史を勉強した20年くらい前は、普通に言われていた議論だ。多くの日本人が、このアメリカの立場を支持していた。
日本は、それまでに何度も降伏のチャンスがありながら降伏してこなかった。外地も沖縄も壊滅的。しかも東京は大空襲を受け、更に軍需工場のある広島・長崎も攻められたことでやっと終戦を決断した。
広島・長崎に原爆が落ちていなければ、軍部は更に戦争を進め、更に多くの犠牲者が出ていた可能性が高い。軍部に終戦を決意させたのが広島・長崎への原爆投下だった側面は否定できない、と、私は、多くの人から嘗て聞いてきた。

それが、今回の久間発言ではあっさりと辞任に追い込まれた。これは、嘗てのアメリカ的歴史解釈を受け入れていた日本人が、日本人による歴史評価を生み出した瞬間なのだろう。
だとすれば、議論するべき話で辞任する話ではない。
歴史評価は変わる。戦後の「一億総懺悔」も恐らく今主張したら非難囂々だろう。同じような物ではないか。何となく時代が変わり、無意識に歴史評価が変わっていく。

被爆者への冒涜というが、一億総懺悔の思想も、多くの死者を考えての物。原爆投下による戦争終結論も、他の地域の死者及び、これから死者が生み出されないで済んだ事への安堵感。その人が被爆者であるように、別の人は身体障害を他の地域で持つことになった、更に家庭環境や社会的地位も変わった。軍部の暴走を、恐怖を理由に許したのも自分たちだから総懺悔する、外圧とはいえ、民主化する結果になったのだからアメリカには感謝する。
末端とはいえ、当事者責任がないわけではない、というのが嘗ての歴史観だった。
軍部への恨みと、民主化をさせてくれたアメリカ、鬼畜米英と言っていた嘗ての自分たち、しかし、自分たちも軍部の末端として多くの人をアジアで殺した。その複雑な思いがあるから言える言葉だと思っていた。

それを今の世代が受け入れるかどうかは別の話。だが、学生に知識として紹介する話として違和感のある話ではない。
だから、久間大臣自身も、辞任を納得していない。「参院選への影響を考えて」決断した。
地元に帰れば、多くの被爆者がいて、嘗ての多くの日本人の解釈であったことは誰もが知っているし、その解釈を紹介したことは、間違ってはいないことは確信を持っているし、だから、ほとぼりが冷めればまた追求されない時代が来ると思っている。その通りだろう。今、辞任すると言うことは、一時の問題として風化させてしまうと言うこと。今、この時期に辞任しないでじっくり議論していくことが必要だったのではないだろうか?

議論しないで久間大臣を辞任に追い込んだ事は問題だと思う。

ルポルタージュ大賞に応募したよ

週刊金曜日のルポルタージュ大賞の作品、なんとか提出できました。内容は「『買春疑惑』議員の辞職を求める署名実行委員会」の活動のことですが、これに応募したのは、賞をめざして、というのではなくって、どこかで「買春疑惑」議員のことは報告をまとめておかなければ、という思いからです。

わたしって、ぎりぎりにならなければ動かない性格ですし、締切もなく、地道に書いていくなんてことは不可能なんです。そこで、「ルポルタージュ大賞」に提出するために、その締切までに書く!という、とりあえずの目標を持てば書く気になるかな、ということで応募を決めました。

もう、内容は二の次、とにかく書く、ということでやってきた上、締切ぎりぎりだったので、読み返す暇もなく提出しました。今は、読み返すのが恐ろしいです。読んだら直したくなるところが色々出てくるんじゃないかと思う。

まあ、出来ばえはともあれ、「『買春疑惑』議員の辞職を求める署名実行委員会」での3年3ヶ月の活動の報告が書けて、やっと肩の荷がおりた気分。実質4日でとりあえず上がってホッとしてます。(コダ)

プロフィール

市民じゃ~なる編集部

Author:市民じゃ~なる編集部
「平和・人権・自治と共生をめざす草の根ジャーナリズム」。地域の草の根として発信するミニコミメディアの編集部のblogです。
メール:osanai@jca.apc.org
TEL 048-834-1232
FAX 048-833-6861
郵便振込:00150-2-144707
(名義:市民じゃ~なる)
〒330-0061
さいたま市浦和区常盤3-18-20-803

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