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コムスン

コムスンの不正請求の件、他社に一括で売り渡すと言うことで纏まりそう。今日の時点では、ニチイとかワタミとか言われているがどうなることやら。
有料老人ホームに限らず、福祉施設というのは、公的責任が存在するわけで、儲かればよいというものではない。倫理観が求められる。

これは、企業に限ったことではない。介護保険適用のための審査においてもそうである。施設を作ったときからずっと人員配置の基準を満たしていなかった施設もあるという。何故見抜けなかったのか。行政が甘すぎる。企業が老人ホームを持つのが悪いと言う気もないが、審査はしっかりしておくべき。

昔から、企業が老人ホームを造ることはあった。介護保険が出来る前から有料老人ホームはあったのだ。何故、今になってこういう問題が出てきたか。行きすぎた規制緩和である。介護保険導入の頃から、余りにも簡単に施設を作るようになった。嘗ては、施設というのは公的責任があるものであるから、民間企業は、原則として、社会福祉法人の法人格を取得して施設を作った。この原則に外れる有料老人ホームは、あくまでも例外であって、その例外を売りに出来なければ維持は困難だった。行政は何ら自分たちのサービスを紹介してくれないのだから、必死で売りを作った。当時の時代に個室の処遇をしたり、設備を充実したり、病院の併設で、同じ場所で一生暮らせるなどの特徴をそれぞれ出していた。

しかし、今の民間企業は、それらの努力をしなくても、ケアマネージャーが紹介してくれるし、介護保険が適用されるので、全く公的な施設や社会福祉法人と同等な扱いになっている。だからこそ、最低限の質の維持は必要なのである。保険適用ということは、公的責任が伴うわけであって。つい営利に走りがちな民間企業の方が、高い料金を取るが故に公的施設との差異を強調していた時代ではないのだから。

コムスンの悪評を知りながらこれまで放置していた行政の側の怠慢がここまで問題を大きくしてしまったのではないだろうか。命を預かるのが施設であり、その施設にお墨付きを与えるのが行政であり、だからこそ税金と同じような取られ方をする介護保険料を使うのだ。

コムスンを他山の石として、他の企業も真面目に運営して貰いたい。

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