2014/05/27
「原発埼玉県民投票準備会」立ち上げ集会のお知らせ
東電は福島原発事故に責任をとって全ての資産を投げ出し、汚染された海や山河と大地の浄化、影響にさらされたすべての人々に対して誠心誠意つくし抜くべきだと思います。それがあってはならない事故を起こした企業が存続を許される唯一のあり方というものです。
しかし実際は、政府・大手マスコミ・東電らが一体となって、事故の原因・実態の隠蔽、誤魔化しにはじまり、事故の影響を受けて苦しんでいる人々の体験や訴えさえも押さえつけつづけて来ています。
こうした態度を事故後3年も引っ張て来たことで、最近では完全に公然と居直り、人々の「あきらめ」「風化」を演出するとともに、電気代を大幅に上げたうえに、人々の生命をかけた脱原発の声や訴え、建設的な提案を蹴散らし、とうとう原子力規制委員会を使って、世界最大の柏崎刈羽原発の再稼働をも狙ってきています。
埼玉に暮らす私たちは、政府や原子力マフィアが原発再稼働向けて時間をかけて打ち続けている布石に手をこまねいているいとまはありません。来年4月の統一地方選挙、7月の県知事選挙で人々の声が何にも政治に反映していかないということになれば、政府や原子力マフィアの思惑どおりの事態になりかねません。
一昨年の選挙、昨年の参院選では、いずれも国政の場では、国民の8割が脱原発を望んでいると言われながら、政党各派の思惑と分裂により、それを政治の場に反映させることができませんでした。
一方で3・11後、これまでの自らの生活のあり方を見直し、まるで生まれ変わったかのように学習や調査、集会やデモへの参加など、素人ぽいけど新鮮な気持ちで行動をしている人々がものすごくたくさん各地に登場してきもいます。
この間の政治の結果を見つめ、原発社会から決別したいと考える全ての人々が、東電の再稼働に対して県民が直接意思を表明できる県民投票の場をつくる直接請求として手を結べないだろうかと模索してきました。
5月29日にいよいよ、原発埼玉県民投票準備会立ち上げ集会を行ないます。県内各地で原発に関して、活動をされている皆さん、関心を持たれている皆さんが大きく繋がり、協力して、県内で有権者10%約55万筆(法定数は有権者550万人の2%)を集め、議会に県民投票実施の直接請求を行ない、東電が再稼働することに対して埼玉県民の意思を正式に表明していく機会(県民投票)をつくりたいと思います。
原発は立地自治体と政府・東電だけの問題ではありません。日本列島のどこに住んでいようとも、狭い国土の中、県の境で放射能は停まってくれません。私たち自身と家族友人たちの健康と生命、暮らしの将来がかかっている大きな問題です。
原発埼玉県民投票準備会立ち上げ集会
日 時: 2014年5月29日(木)19:00~
会 場: 浦和コミュニティーセンター第15集会室 (浦和駅東口前 パルコの9階)
基調講演: 「原発都民投票で得たもの」
講 師: 柳浦彰さん(元原発都民投票条請求代表者、会社員30代)
DVD上映:「都民投票のこれまでとこれから」
意見交換:県民投票に向けて
基調講演をする柳浦さんは、東京での直接請求署名を集めたとき、新宿駅署名ブースを担当し、東京都議会の総務委員会で感動的な意見陳述を行いました。
熱く心を揺さぶる講演になるのではないかと期待しています。
主催:原発県民投票準備会を立ち上げる会
連絡先:hoshiok@gmail.com
048-884-3369(風土舎10時~19時)
それ以外の時間は090-7702-4939(野田)
「市民じゃ~なる」では、担当:長内経男(090-1267-1252)