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731部隊、南京事件や慰安婦に関する関東軍の記録文書が大量に公開との報道

証拠が無いとか、捏造とかの主張が盛んにされてきましたが、証拠隠滅しそこなった旧日本軍自身の書類が公開されたとの報道だ。一昨日の夜、中国・ロシア・イラン・韓国などの日本語ニュースを読んでいて偶然見つけたのですが睡魔に勝てず帰宅してしまい、すっかり忘れていました。先ほどヤフーニースでそれに対する記事を見て思い出しました。

記録のため、ヤフーニュース、人民網日本語版、朝鮮日報日本語版の記事を以下に貼り付けておきます。

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【「人民網日本語版」】2014年1月10日

新発見の日本軍文書:慰安婦が日本政府の行為だった (1)
http://j.people.com.cn/94474/8508674.html

731資料写真

1935年に東条英機が関東憲兵隊司令部に発した「極秘」の「関東憲兵隊冬季治安粛清計画」(1月7日撮影)。長春、ハルビンなどの都市および周辺で残存抗日武装人員を捕え、食糧、道路、武器の補給ルートを遮断することが主な内容だ。吉林省公文書館はこのほど、中国侵略関連の日本軍文書を公開した。

 吉林省公文書館が新たに掘り起こした中国侵略関連の日本軍文書は、日本軍による戦時中の慰安婦強制連行が日本政府の行為だったことをはっきりと示している。新華網が伝えた。

 吉林省公文書館が今回掘り起こし、整理した慰安婦問題関連の32件の書類は「憲兵月報」「南京周辺地区『治安回復状況』に関する報告」などで、慰安婦を強制連行し、奴隷的に酷使し、虐待した日本軍の狂暴な行為を詳細に暴露するものだ。

 1938年2月28日の「南京周辺地区『治安回復状況』に関する報告」は南京周辺の下関、鎮江など9地区7カ所に慰安婦を設置した状況、現地駐留の兵士の人数、慰安所の慰安婦の人数、慰安婦が相手をした日本兵の人数、日本軍の慰安所利用状況を記録。これによると、この地区では最多で慰安婦1人が兵士267人に「利用」され、最小でも慰安婦1人が日本軍将兵71人の相手をしなければならなかった。文書は慰安婦の構成も記録しており、ある慰安所では朝鮮人慰安婦が36人いた。

 「文書の記載から見て、当時日本軍は慰安婦に対して非常にむごく、慰安婦をひどい目に遭わせ、虐待することが日常茶飯事だった」と、吉林省公文書館「慰安婦」課題チーム長の王放氏は指摘。

 「憲兵月報」には「鉄道工場の日本兵1名が酒に酔った後に軍の慰安所で慰安婦に暴力を振るい、器物を損壊した」との記録がある。「郵政検閲月報」によると、中国の庶民、日本の軍人および家族が家族や友人に宛てた手紙にも日本軍が慰安婦を奴隷的に酷使した犯罪行為の記録が大量にある。


新発見の日本軍文書:慰安婦が日本政府の行為だった (2)
http://j.people.com.cn/94474/204188/8508723.html

731資料写真2
中国侵略日本軍兵士が撮影した「慰安婦」の写真。

 王氏は「日本の政界、学界の一部右翼は慰安婦の強制連行、調達は国や軍の行為ではなく、民間業者の自発的行為だったと弁解し続けてきた。だが新たに見つかった文書から、日本軍による慰安婦強制連行が国の行為だったことを示す証拠が大量に見つかった」と語った。

 1945年3月27日から4月19日までの「経済部、満洲中央銀行、奉天、牡丹江、鞍山支店及び日本大使館等の領事館経費、旅費、慰安婦調達資金等についての書簡・電報」には、満州中央銀行鞍山支店が関東軍第四課の承認を経て、軍用公費として日本軍の慰安婦調達専用資金の振替を行った記録がある。同様の形式の慰安婦経費振替は他の電話記録にも多くある。

 吉林省公文書館の尹懐館長によると、同館は現在10万巻(冊)以上の関東軍の文書(うち9割が日本語)を保管。関東軍が中国東北部を統治していた1931年から1945年までの様々な事項が記録されている。

 尹館長によると、中国侵略日本軍が自ら作成したこれらの文書は日本による中国侵略の歴史の最も真の記録だ。吉林省公文書館は昨年から日本語文書の翻訳、読み解く作業を進め、日本軍による中国侵略の罪証を大量に発見した。(編集NA)

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【朝鮮日報/朝鮮日報日本語版】記事入力 : 2014/01/11 10:08

中国、731部隊の残虐行為めぐる文書公開
本81冊・視聴覚資料70件
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/11/2014011100491.html

 中国・吉林省の記録保管所が10日、第2次世界大戦中に日本の関東軍(旧満州などに駐屯していた日本軍)731部隊が行った生物兵器開発実験などに関する残虐行為の証拠を公開した。公開されたのは、1冊当たり400ページ以上の紙製の本81冊や視聴覚資料約70件で、1936年から45年までのものだ。関東軍が撤退する際に廃棄できなかった資料だ、と新華社通信は報じている。

 これらの資料は、731部隊などが中国の約20省市で161回の生物兵器戦を行い、27万人を死亡させ、237万人を感染させた過程を詳細に示しているという。特に、生体実験の対象となった韓国・中国・旧ソ連の372人が731部隊に移送されたことや、関東軍が市民にネズミ捕り2万個を渡し、ネズミ45万匹を捕まえるよう要求したという内容が記録されているとのことだ。吉林省記録保管所が公開した資料の中には「南京市には朝鮮人慰安婦が36人いる」「慰安婦の一人は多いときで10日間に兵士267人を相手にした」という内容の文書も含まれている。

ユ・マディ記者

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【ヤフーニュース】

日本の731部隊、外国人を使い人体実験、証拠見つかる―中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140113-00000014-rcdc-cn
1月13日(月)12時4分配信

2014年1月10日、中国吉林省の記録保管部門は、第二次世界大戦期の大日本帝国陸軍に存在した研究機関「731部隊」が、外国人を使った人体実験を行っていたことを示す証拠を公開した。新華網が11日付で伝えた。

公開されたのは、81冊と400件余の紙製の資料と視聴覚資料約70件。資料には、731部隊が新京(現在の吉林省長春市)や同省農安県で生体実験を行っていたことや、韓国・旧ソ連の372人が731部隊に「特別移送」されたこと、また実験の責任者だった石井四郎の活動記録などが含まれているという。

記録保管部門の関係者によると、「特別移送」とは日本軍が「利用価値がない」とみなした犯人を731部隊などの細菌戦部隊に移送し、人体実験を行うことを指すという。公開された資料には、特別移送者の多くが生体解剖を行われていたことなどが記されていた。

関東憲兵隊は1938年1月26日、「特別移送」指令を出し、破壊主義者や民族解放運動者、共産主義者など移送される者の基準を詳細に規定していた。中国の20位上の省市で161回の細菌戦が行われ237万人が感染、27万人が死亡したことが関連資料から証明された。(翻訳・編集/NY)

731資料写真3

731資料写真4

731資料写真5

731資料写真6


【中華人民共和国駐日本大使館】

日本軍や企業による労働者,子供の徴用示す文書 吉林省で見つかる
2014/01/13
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/zrdt/t1118682.htm

第二次世界大戦中、中国東北部では12歳の子供が侵略してきた日本軍によって強制的に徴用され、その後幸運にも逃げ延びていたことを示す記録文書が見つかった。

吉林省公文書館が最近公開した第二次大戦中の日本軍が残した記録文書には中国の労働者を多数徴用し、奴隷のように働かせ、残虐な扱いをしていたことが記されている。

これら文書資料は主に関東憲兵隊司令部の記録文書や傀儡満州国時代の資料の中にあったもので、そのうち文書が337点、資料が2冊あった。文書はさまざまな形で日本の侵略者が労働者を残虐に搾取し、抑圧し、弾圧した犯罪行為が記され、それには感電死させられた労働者の写真や労働者証もあった。

逃亡した労働者の名簿の中に12歳の子供の名前があり、「朱小八」と記載されている。

文書の記載によると、労働者を徴用していた侵略日本軍は76の部隊、八つの憲兵分隊、分遣隊に及び、さらに日本と傀儡満州国の企業は少なくとも63あり、その大部分が日本企業で、その中には建設業界を代表する清水建設や南満洲鉄道に所属した昭和製鋼所などがある。

1943年8月2日、斉斉哈爾(チチハル)憲兵隊が関東憲兵隊司令部に報告した文書「斉憲高第307号」にはチチハル満洲第983部隊が徴用した1300人の労働者の状況が記録されている。

同公文書館歴史公文書管理処の趙玉潔処長は、日本の傀儡当局、関東軍各軍隊が労働者の捜査、指名手配、逮捕、死刑を命じた案件がいずれの文書資料の中にも見られると指摘している。

文書番号「延憲高第三六八号」の「五家子軍事施工中の労働者使用状況に関する報告」などは労働者の到着、死亡、病気などの状況を詳しく記録している。文書番号「奉憲高第三四六号」の「乱石山軍事施工中の労働者逃亡事件に関する報告」などは軍事施設工事の一部労働者が食べるものも着るものも足りず、残酷な管理から逃げ出したり、ストライキや暴動を起こしたりしたことを記録している。

資料によると、逃亡や武装暴動などの反抗活動を行ったことで関東憲兵隊によって氏名が登録された「特殊労働者」は221人、一般労働者は622人だった。

「『関東軍特殊労働者処理規定』では中国侵略日本軍の極秘軍事施設建設の中でいわゆる特殊労働者、輔導労働者に対し、鉄条網による隔離や拘禁、監視などの極めて残酷な管理拘束措置を取っていた」、趙処長はこう指摘した。

文書の記載によると、関東軍は華北に駐屯する日本軍から移管された捕虜や投降した兵士を「特種労働者」と称して軍の労働者として使った。華北・蒙疆地区で捕らえられた捕虜や投降兵は日本軍が開設した訓練機関で「訓練」を受けた後、傀儡満州国が管理する労働者として引き渡され「輔導労働者」と呼ばれた。

同公文書館の尹懐・館長は、これら文書は日本傀儡時代に中国の労働者が迫害された史実を非常に全面的に示しており、侵略者日本による中国東北部での犯罪行為を明らかにする有力な証拠であると指摘した。

同公文書館に保存されている文書は10万巻(冊)余りに上り、その中で最も多いのは日本軍の中国侵略に関するもので、1931年から45年まで中国東北部を支配した時代のさまざまなことが記録されている。日本が降伏を宣言した後、日本軍はこれら文書を数日間焼却したが、すべて焼却するのには間に合わず、残った文書は土に埋めた。1950年、吉林省の建設工事の際にこれら文書が見つかった。

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