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アメリカ人の民主主義

アメリカ人の民主主義が、大統領選挙で試されている。
オバマ氏が、人種差別的発言を教会で行ったことがあるなどの報道がされた。
どこまでが本当で何処までが嘘かは神のみぞ知る。
党員は、最終的にどちらを選ぶのか。微妙な情勢である。
しかし、白人女性であれ、黒人男性であれ、白人男性と闘うのは大変だ。
案外、議論では民主党が勝っていても、蓋を開けたら共和党なんて言うことも有り得る。議論で勝ったことは事実だが、民主党は白人男性ではない、という理由で。
議論は、選挙で投票をする人を選ぶ「手段」でしかない。

本当に、議論と結果が一致できているか。人が乗り越えなければならない差別意識を、最後にアメリカ人が選択しないことを心から祈る。

歴史評価の大転換

久間発言は間違っていない。辞任の必要はない。

久間的意見の、原爆投下で戦争は終結した、という立場は、少なくとも、私が日本史を勉強した20年くらい前は、普通に言われていた議論だ。多くの日本人が、このアメリカの立場を支持していた。
日本は、それまでに何度も降伏のチャンスがありながら降伏してこなかった。外地も沖縄も壊滅的。しかも東京は大空襲を受け、更に軍需工場のある広島・長崎も攻められたことでやっと終戦を決断した。
広島・長崎に原爆が落ちていなければ、軍部は更に戦争を進め、更に多くの犠牲者が出ていた可能性が高い。軍部に終戦を決意させたのが広島・長崎への原爆投下だった側面は否定できない、と、私は、多くの人から嘗て聞いてきた。

それが、今回の久間発言ではあっさりと辞任に追い込まれた。これは、嘗てのアメリカ的歴史解釈を受け入れていた日本人が、日本人による歴史評価を生み出した瞬間なのだろう。
だとすれば、議論するべき話で辞任する話ではない。
歴史評価は変わる。戦後の「一億総懺悔」も恐らく今主張したら非難囂々だろう。同じような物ではないか。何となく時代が変わり、無意識に歴史評価が変わっていく。

被爆者への冒涜というが、一億総懺悔の思想も、多くの死者を考えての物。原爆投下による戦争終結論も、他の地域の死者及び、これから死者が生み出されないで済んだ事への安堵感。その人が被爆者であるように、別の人は身体障害を他の地域で持つことになった、更に家庭環境や社会的地位も変わった。軍部の暴走を、恐怖を理由に許したのも自分たちだから総懺悔する、外圧とはいえ、民主化する結果になったのだからアメリカには感謝する。
末端とはいえ、当事者責任がないわけではない、というのが嘗ての歴史観だった。
軍部への恨みと、民主化をさせてくれたアメリカ、鬼畜米英と言っていた嘗ての自分たち、しかし、自分たちも軍部の末端として多くの人をアジアで殺した。その複雑な思いがあるから言える言葉だと思っていた。

それを今の世代が受け入れるかどうかは別の話。だが、学生に知識として紹介する話として違和感のある話ではない。
だから、久間大臣自身も、辞任を納得していない。「参院選への影響を考えて」決断した。
地元に帰れば、多くの被爆者がいて、嘗ての多くの日本人の解釈であったことは誰もが知っているし、その解釈を紹介したことは、間違ってはいないことは確信を持っているし、だから、ほとぼりが冷めればまた追求されない時代が来ると思っている。その通りだろう。今、辞任すると言うことは、一時の問題として風化させてしまうと言うこと。今、この時期に辞任しないでじっくり議論していくことが必要だったのではないだろうか?

議論しないで久間大臣を辞任に追い込んだ事は問題だと思う。

もがみ則彦:川口少年サッカー連盟汚職事件

川口市議のもがみ議員が会長をしている、少年サッカー連盟で起こした汚職事件です。
不透明なお金の流れで、知人にお金を勝手に貸し付けてしまいました。しかも、借りた人間が事業に失敗して焦げ付いたので、翌年、組織の金で補填したという話です。
http://www.tanteifile.com/diary/2007/06/23_01/index.html

探偵ファイルというサイトで、もがみ議員に直撃取材をしたようです。そのニュース。
http://www.tanteifile.com/diary/2007/06/26_02/index.html

更に、神根第2グラウンドの使用権問題でも。
http://www.tanteifile.com/diary/2007/06/29_01/index.html

よりたか市長万歳

先日、某埼玉スーパーアリーナで、共産党のCさん(記号)の演説会を聞きに行きました。
埼玉と言えば、共産党員首長。蕨のよりたか市長。
当然、メインのCさんの演説よりも地元のよりたかさんの挨拶の時の拍手の方が、中央からの人への拍手よりも大きかったわけで。それだけ地元への期待も大きいわけで。時の人ですね。

保守と革新と、是々非々で共闘と言ってもなかなか出来ることではありません。大抵の地区では(以下略
まぁ、再開発問題で、しっかり見直し派をまとめ上げて選挙を勝った功績は素晴らしい。こういう実績を積み上げて、地域から支持を広げて初めて国政選挙の議席が、安定して拡大していくわけで、いきなり党の力が強くなるなんて事はないんです。なったとしてもそれは一時的なものであって、定着はしないんです。有権者は見ていますから。見ていないようで。
こういう積み上げなしに民主連合政府なんか出来ませんよ。

本当に是々非々でしっかりと地域の支持を固めていけば、嘗てのように社共相乗りの知事くらいは出せるんだろうけれど。

まぁ、大分奥歯に物が挟まっていますが、適当に行間を埋めてくださいな。(薫)

コムスン

コムスンの不正請求の件、他社に一括で売り渡すと言うことで纏まりそう。今日の時点では、ニチイとかワタミとか言われているがどうなることやら。
有料老人ホームに限らず、福祉施設というのは、公的責任が存在するわけで、儲かればよいというものではない。倫理観が求められる。

これは、企業に限ったことではない。介護保険適用のための審査においてもそうである。施設を作ったときからずっと人員配置の基準を満たしていなかった施設もあるという。何故見抜けなかったのか。行政が甘すぎる。企業が老人ホームを持つのが悪いと言う気もないが、審査はしっかりしておくべき。

昔から、企業が老人ホームを造ることはあった。介護保険が出来る前から有料老人ホームはあったのだ。何故、今になってこういう問題が出てきたか。行きすぎた規制緩和である。介護保険導入の頃から、余りにも簡単に施設を作るようになった。嘗ては、施設というのは公的責任があるものであるから、民間企業は、原則として、社会福祉法人の法人格を取得して施設を作った。この原則に外れる有料老人ホームは、あくまでも例外であって、その例外を売りに出来なければ維持は困難だった。行政は何ら自分たちのサービスを紹介してくれないのだから、必死で売りを作った。当時の時代に個室の処遇をしたり、設備を充実したり、病院の併設で、同じ場所で一生暮らせるなどの特徴をそれぞれ出していた。

しかし、今の民間企業は、それらの努力をしなくても、ケアマネージャーが紹介してくれるし、介護保険が適用されるので、全く公的な施設や社会福祉法人と同等な扱いになっている。だからこそ、最低限の質の維持は必要なのである。保険適用ということは、公的責任が伴うわけであって。つい営利に走りがちな民間企業の方が、高い料金を取るが故に公的施設との差異を強調していた時代ではないのだから。

コムスンの悪評を知りながらこれまで放置していた行政の側の怠慢がここまで問題を大きくしてしまったのではないだろうか。命を預かるのが施設であり、その施設にお墨付きを与えるのが行政であり、だからこそ税金と同じような取られ方をする介護保険料を使うのだ。

コムスンを他山の石として、他の企業も真面目に運営して貰いたい。

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市民じゃ~なる編集部

Author:市民じゃ~なる編集部
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